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理事長挨拶

令和3年度 理事長挨拶

理事長 小松栄一(小松医院 院長)
    昨年は、新型コロナウイルスのパンデミックに世界中が翻弄された一年であったと言えます。世界中で一億人を超える感染者が発生し、これまでに260万人超が亡くなっています。感染の中心は南北アメリカとヨーロッパ、中東で、日本を含めた西太平洋地域は比較的感染が抑えられ、死亡者数も少ないようです。これまでの経過から見て、感染を減らすためには、一般的な感染予防対策では限界があることは明白で、治療薬とワクチンの開発が喫緊の課題であることは誰もが認めるところです。
 ワクチンの開発が世界中で進められ、昨年末から各国でワクチン接種が始まりました。日本でも、2月に医療従事者の先行接種が開始され、3月から優先接種が始まりました。高齢者への接種は4月から開始されますが、実際にワクチン接種が軌道に乗るのは5月連休明けになります。寒河江市では、文化センターで行う集団接種と各医院で行われる個別接種の同時進行で接種が進められますが、老人施設では、入所者と従事者双方へのワクチン接種が施設毎行われる事になります。長生園でも、新型コロナウイルスワクチン接種に向けて準備中ですが、職員の皆さんも準備に怠りがないよう心掛けて下さい。
 さて今回のコロナウイルスパンデミックが何を私たちに問いかけているのでしょうか。今私たちが立っている世界は、私たちが思っているほど安全で快適な世界では無いという事です。日本には、戦争や内紛はありません。政情不安や治安の悪化もないと思われます。しかしそれは非常に微妙なバランスの上に成り立った奇跡的な安定である事を理解しなけれはなりません。10年前の東日本大震災もそうでしたが、コロナウイルスという小さなウィルスによって簡単に壊されてしまう脆い世界なのです。ただ、私達はこの一年コロナウイルスの感染から自分をそして入居者の皆さんを守り通してきました。これは、職員諸君の大変な努力の賜物であり、自信をもっていい出来事だと思います。先にも言いましたが、ワクチン接種が無事に終わるまでもう少し、その努力を続け、入所者の皆さんを守って下さい。
 さて、一昨年から続いている長生園の増改築工事ですが、現在二期工事が進んでいます。幸い大きな事故もなく、順調にいけば5月には本館新棟の受け渡しが行われ、6月から運営が開始される予定です。昨年の西館の運営開始の経験があり、今回は6月からフル稼働できるように準備を行ってください。施設が新しくなり、設備面でのハンディキャップは無くなりました。これからは、サービスの中身が問われるようになります。個々のスキルを上げることは大事ですが、技術一辺倒の無味乾燥な介護では無く、心のこもった温かい介護を提供できる介護職を目指して下さい。特別養護老人ホームは、障害を抱えた高齢者の最後の拠り所であり、安心して暮らせる生活の場としての役割が求められてきました。それはこれからも変わりませんが、今後は、さらに追加して、よりよく生きる、より楽しく生きるといったプラスアルファの価値が求められるようになります。一人一人抱える障害の内容が異なり、障害の程度も違う。生きてきた人生も、家族も、友人も違う。モザイクのように入り組んだ人の集合体であるこの施設で、一つのマニュアルでは解決できない複雑な取り組みが求められるようになって来ています。その難しい取り組みを可能にするのは、人間性に溢れた優しい人の集まりでなければならないと思います。誰もが長生園に入所できてよかったと言ってもらえるようになる様一緒に頑張りましょう。
 今年一年宜しくお願いします。
 
 
 
~令和3年4月1日 理事長訓示より~   社会福祉法人松寿会 理事長 小松栄一

理事長(嘱託医:小松栄一先生)写真

理事長講話
理事長(小松医師)による講話
理事長講話(呼吸器疾患の基礎)
理事長講話(呼吸器疾患の基礎)
社会福祉法人 松寿会 
特別養護老人ホーム長生園
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